コープデリとパルシステムの違いを比較
関東の生協宅配サービス、コープデリとパルシステムの違いを比較。
どちらも生協なの?と疑問に感じる人も多いですよね。
私も、「生協は名前が違うのがいろいろあって、ワケがわからないなー」って思っていました。
項目 | コープデリ | パルシステム |
---|---|---|
組合員数 | 355万人 | 170万人 |
店舗数 | 都内100店舗以上 | 千葉に1店舗のみ |
品数 | 5,000点以上 | 2,000点以上 |
値段の安さ | 品揃えが多いぶん安い品もあり | 品質基準の高さゆえ値段も高い |
宅配地域 | 東京、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬、長野、新潟 | 東京、埼玉、千葉、神奈川、茨城、栃木、群馬、新潟、福島、山梨、静岡 |
宅配料金 | 赤ちゃん割で0円 |
赤ちゃん割で無料~割引 |
安全性 | 政府基準どおり | 政府基準の1~10倍厳しい |
クレジットカード | 使えない | 使える |
ポイントたまる | たまる | たまらない |
総合評価 | ★★★★★ | ★★★★☆ |
コープデリとパルシステムとでは、資料請求時にもらえるプレゼントが違います。
無料で人気商品を一品
無料で粗品のキッチングッズ
コープデリとパルシステムは、こんな人に向いてる
長期的に使うなら、トータルで値段が安いコープデリを。
品質にこだわりたいなら、パルシステムを検討するのが良いでしょう。
東京の生協で人気ナンバーワンと言えば、コープデリとパルシステム。
ほとんどの人がこの2つのどちらかを選んでいます。2つの違いを見て行きましょう。
コープデリとパルシステムの違い/メリット
まずはコープデリ、パルシステム両方に共通するメリットから見て行きましょう。
- 車がなくても買い出しが楽! (安い値段で食材を宅配)
- カタログ見て注文する暇がなくてもOK! 毎週自動で定番商品注文可
- 共働きで留守でもOK! 保冷剤入り宅配ボックスで、玄関に「留め置き」
もともと買い物が不便な地域の救済として始まったのが生協。自宅まで食材を安く届けてくれるのが最大のメリットになっています。また、留守にしていても玄関先に食材を置いといてくれる「留め置き」も独特
ネットの口コミを見て、コープデリは値段が安くて品数豊富、パルシステムは厳選食材で品質重視ということがわかっていました。
私も迷いましたが、実際に使って比較してみました。
コープデリとパルシステムのメリット 利便性や安全性へのこだわりの相違点
コープデリは、組合員の利便性を追求している生協。
フツーのスーパーマーケットのように気軽に利用できるんですね。
昔ながらの生協のように、組合員間でガッチガチのコミュニケーションを求められることはありません。
生協店舗では、組合員以外も買い物ができるので、お手軽に生協商品のお試しができるのもポイント。
取り扱い品数が多く、セールも数多くやっているので、以下の様なメリットがあげられます。
- 値段の安さ
- 店舗の多さ
- 品数の多さ
パルシステムは、利便性と、「安全・高品質の追求」を両立している生協。
ただし、店舗がないなど、利便性ではコープデリにかなわない点も多いです。宅配に絞ってで市販品にないクォリティの食材を揃えています。
以下の様なメリットがあげられます。
- 安全性の高さ
- 食材の品質基準が高い
コープデリとパルシステムの雰囲気など
コープデリは品揃えの豊富さや値段の安さなどの利便性。
パルシステムは、添加物への配慮など品質へのこだわり。
コープデリ
パルシステム
スーパーなみに安い
ややお高い
品揃え数だけでなく、内容に違いがあります。
- コープデリは5,000点以上の商品あり。CO-OPブランド品に市販品もかなりの数扱っている
- パルシステムは2,000点以上。パルシステムPB品にCO-OPブランド品、市販品を扱っている
- パルシステムで扱っているCO-OPブランド品は、かなり少ない
それぞれのカタログ記載の商品を、色分けしてみました。
▲コープデリのカタログ「ハピ・デリ」より抜粋
コープデリの商品数は多いのですが、コープデリシェという組合員の口コミサイトがあり、正直なコメントをチェックできるようになっています。
▲パルシステムのカタログ「コトコト」より抜粋
パルシステムでは、だいどころぐというレシピサイトが公開されていて、献立を選んで必要な食材を注文できるようになっています。レシピ検索に「ぷれーんぺいじ」(アレルギー配慮品カタログ)を選ぶと、アレルギー配慮レシピだけを検索できます。
CO-OPブランドは、生協ならどこでも扱える商品です。だけど、パルシステムで扱うCO-OP品は極端に少ない。
品質重視なら、パルシステムのPB品に絶対の自信あり、ということかも知れません。
逆にCO-OP品狙いなら、コープデリ一択でしょう。
また、赤ちゃん向け、幼児向けの食材で両者に差があります。
- コープデリは、離乳食の豊富さと赤ちゃん割引の手厚さで有利。
- パルシステムは、幼児食の豊富さと、アレルギー対応で有利。
離乳食ならコープデリ、1歳半以降の幼児にはパルシステムが良いでしょう。母乳に気を使うため、化学調味料不使用のパルシステムを選ぶかたも居ます。
赤ちゃん割引は、わかりやすさ&割引額ともにコープデリが優勢です。
商品の安全性については、パルシステムが力を入れています。
その一つが、安全基準。
- コープデリは基本的に政府基準の安全基準。
- パルシステムは政府の1~10倍厳しい検査をおこなって基準値内でも数値が出たら公開。遺伝子組換品の削減にも挑んでいる。
コープデリ
パルシステム
政府基準に沿った検査
政府基準の1~10倍厳しい
パルシステムのコアフード牛肉では、家畜の飼料(エサ)を含めて、遺伝子組み換え飼料0%を実現しています。
コアフードマークは、パルシステムのトップブランドです。
鶏肉には、全飼育期間通して抗生物質なしで育てられた鶏を使用。魚の放射能検査は、魚種ごとにおこなっています。
全体的に、コープデリは子供が喜ぶ商品が充実、パルシステムは大人好みの商品が充実している雰囲気。
コープデリとパルシステムの強み・コープデリの強みは品揃えの豊富さ 折り込みチラシや街中で店を見かける。資料請求のプレゼントはしょぼい。
食材の品数、種類が豊富。
離乳食時期に使わないなんて、もったいない
ダメ押しに赤ちゃん割で送料までタダ。
だけど、減塩、薄味の幼児食が弱い。
生協デビューのママさんは、だいたいこっち選ぶ。
加入者355万人の日本一巨大な生協です。
▲コープデリの折込チラシ
新聞の折込広告でも見かけるし、街中で「コープのお店」があるなど、知名度も抜群のコープデリ。
資料請求でもらえる粗品が、ややショボいのは、残念ポイント。
コープデリとパルシステムの強み・パルシステムの強みは時短用の冷凍食品や添加物に気遣い。
塩分・調味料ひかえめの幼児食が豊富。
パルシステムには、アレルギー配慮食の専用カタログや、アレルギー相談ダイアルあり。
だけど、「なんで?」ってくらい離乳食の品揃えが悪い。
離乳食が必要な時期にパルシステムを選ぶと、とても苦労します。
その代わり、冷凍食品の添加物が少ないので、育ち盛りの子供に気兼ねなく食べさせられるのは良いと思いました。
パルシステムは関東圏で2番目の巨大生協です。(170万人加入)
資料請求で、唾液が止まらないソーセージもらえる。(品切れ時は、他の品の場合も…)


結論
離乳食の時短を重要視するママは、コープデリ一択。
関連 コープデリの離乳食
子どもの肥満防止のために、薄味の幼児食が必要なら、パルシステムがオススメです。
(コープデリを休止して使うのも有り)
2生協の違いを詳しく知りたいあなたは、続きをチェックしてみてください。
コープデリとパルシステムの強み・人気度(組合員数=利用者数)は、コープデリが圧倒的
コープデリ
パルシステム
355万人
コープデリの組合員数は、加入世帯が生協ナンバーワン。
組合員数(利用者数)は、2倍以上の差をつけてコープデリが多いです。
より加入者が多い方が人気がある…とすると、人気はコープデリのほうがあります。
コープデリ連合会の組合員数は、7生協の合計総数です。(コープデリ連合会案内より2019年調べ)
パルシステムの組合員数は、パルシステム連合会12生協の組合員総数です。(旧エルコープや、旧東京マイコープなど名称がパルシステムに変わった生協もあり)
コープデリとパルシステムの違い/宅配地域(利用可能エリア)の違い
コープデリ
パルシステム
東京、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬、長野、新潟
東京、埼玉、千葉、神奈川(ゆめコープ)、茨城、栃木、群馬、新潟、福島、山梨、静岡
コープデリもパルシステムも個人宅配に対応。
2人または3人で班を作って受け取ると、宅配手数料が割引されます。
コープデリとパルシステムの宅配地域・コープデリは、加盟生協6団体・1都7県
組合員数は、コープデリ355万人、パルシステム355万人で、コープデリが圧倒的。
コープデリの加盟生協:コープみらい、いばらきコープ、とちぎコープ、コープぐんま、コープながの、コープにいがた、コープクルコ。
宅配地域は一部差異があるものの、ほぼ互角。
規模で総合的に評価すれば、コープデリが勝ち!
コープデリの店舗数は、都内100店舗以上 スーパーマーケット型巨大店舗もあり。首都圏での店舗数は、コープデリが圧倒的です。
参考)東京の生協宅配比較 店舗数、組合員数、手数料を比べると…
スーパーマーケットタイプの大型店舗、コンビニ程度の広さのミニコープあり。コープみらい、いばらきコープ、とちぎコープ、コープながのでは、移動店舗もあります。埼玉県エリア限定で、注文した日に食材が届く「コープのねすぱ」(ネットスーパーに近い形態)のサービスもあり。
コープデリとパルシステムの宅配地域・パルシステムは、加盟生協9団体・1都10県
一方、パルシステムの店舗数は千葉に1店舗のみ。
パルシステムは、基本的に無店舗型。千葉県野田市のみ店舗あります。
パルシステムの加盟生協:パルシステム東京、パルシステム神奈川、パルシステム千葉、パルシステム埼玉、パルシステム茨城 栃木、パルシステム山梨、パルシステム群馬、パルシステム福島、パルシステム静岡、パルシステム新潟ときめき
のだ中根店は、70台分の駐車場があるスーパーマーケット型の店舗。千葉県野田市と協働事業で移動販売車の運行も行っています。
コープデリ、パルシステムの配送方法には、個別配送とグループ配送あり
コープデリ、パルシステムともに、配達方法には個配とグループ配達があります。
個配は個別配達の略で、一軒一軒別々に配達するスタンダードな方法。
グループ配達は、近所の利用者で班を作って代表者が受け取る形態。
グループ配達を選ぶと、送料が無料になります。
しかし、現代ではトラブルや煩わしさから、多くの組合員が個配を選ぶのだそうです。
コープデリとパルシステムの違い/料金の違い
手数料は、どちらもあまり変わりません。
コープデリ
パルシステム
180円(税抜)~200円(税抜)
地域により異なる
180円(税抜き)~200円(税抜)
地域により異なる
コープデリ、パルシステムとも、地域により多少の差はありますが、ほぼ互角と言っていいでしょう。
コープデリとパルシステムの料金・コープデリは、送料の割引で有利 注文回数が少ない場合はパルシステムが有利
特に妊娠中・赤ちゃん世帯への宅配料金割引が優遇される生協。
商品の品ぞろえが5,000点以上と多い分、安い品物も多数あって、生協の中では節約に向いています。
組合員数が多いため、各種サービスがこなれていて、スーパーを利用する感覚で使えます。
「家まで宅配してくれるから生協を使う」という人には、コープデリがベスト。
店舗があるので、実際にどんな食材か見て確認できる点もGood。
お試し入会して退会するのも簡単。
ただし、パルシステムにはタベソダという都度注文の仕組みがあり、1回あたりの送料は高いのですが、月一回程度だとパルシステムの方が安くなります。
コープデリは送料安いけど、毎週注文が基本なんですね。
コープデリとパルシステムの料金・コープデリはポイントがたまり、出資金(入会に必要)の増資に充てられる
入会金に相当する「出資金」関連で大きく違うのは、コープデリの「ポイント増資」
買い物で貯まるポイントを増資に回すことが可能です。
配当率自体はパルシステムの方が良いのですが、実際に増える金額を考えるとコープデリの方が上になります。
コープデリとパルシステムの料金・パルシステムは、地域生協の中ではそこそこ安い
宅配専門の生協で、妊娠中・赤ちゃん世帯への割引も結構良いです。
店舗がなくてやや不便なのと、取り扱い品数が2,000点程度なので次点で。
農薬、化学肥料、添加物を減らして行った結果、「体に良い冷凍食品」が生まれ、人気商品となっています。
幼児にも心配なく食べさせられる冷凍食品なら、ココがダントツ。
おためし入会して、退会するのが簡単。
コープデリとパルシステムの料金・パルシステムはクレジットカード支払い可。
パルシステムには、クレジットカードで支払いができるというメリットがあるため、クレカのポイントを貯めることができるんですね。
クレジットカードで支払いができる生協は珍しいです。
コープデリとパルシステムの違い/商品の違い
続いて、具体的にコープデリとパルシステムの商品を比較していきましょう。
コープデリとパルシステムの商品の価格
コープデリは、特売品の「スーパープライス」や、不揃い野菜を安く販売するなど、値段を下げるための工夫がされています。
取扱商品には3種あります。スーパーでも売ってる「一般の商品」、生協でのみ扱っている「COOPブランド」商品、特定の生協でしか買えない「プライベートブランド」商品の3種です。
コープデリ、パルシステムで扱いがかぶる「COOPブランド品」は、同じ商品でも値段に多少の差があります。
コープデリ
パルシステム
スーパーなみに安い
ややお高い
- コープデリは幅広い価格帯の食材を揃えているため、「安く買う」ことができます。
- パルシステムは、一定以上の品質をキープしているぶん、お値段も高め。
コープデリは安い市販品も扱っているため、価格勝負では圧倒的有利。
コープデリ・パルシステムともに扱っているCO-OPブランド品はどうなんでしょう?
実は、パルシステムではCO-OP品を殆ど扱っていません。コープデリで扱っているCOOPブランド品は、意図的に扱いを避けているようにも見えます。
カタログを隅から隅まで眺めて、3品のダブリが見つかったので比較してみましょう。
価格差はありますが、20円ほどです。
コープデリとパルシステムの商品の価格・コープデリは、スーパーセール品が多い
パルシステムのメインカタログ「コトコト」記載のCOOPブランド品を、コープデリでの価格と比較してみました。
値段の差は20円ほど。あと、意外と同じ商品は扱ってない。
コープデリとパルシステムの商品の価格・低価格品もあり
▲コープデリカタログ記載の商品
コープデリでは、CO-OPブランド商品に加えて、市販品も取り扱っています。トータル5,000点以上の商品を扱っていて、スーパーなみの品揃えです。
そのため、高級品、安い品を選べるんですね。
生協の基準に合わせた商品を「生協仕様」と言うのですが、一部市販品の、原材料や添加物を変更した「生協仕様品」があります。
CO-OPブランド商品は4,160品。レギュラー商品(市販品) 952品、環境配慮したエシカル消費対応品 557品、品質こだわりのコープクォリティ 67品、きらきらステップ(子育て世帯用) 13品があります。
関連)コープデリの値段
コープデリとパルシステムの商品の価格・パルシステムは自主基準を満たすもの限定で、低価格品が少ない
パルシステムは、取扱商品を基準に沿って厳選しています。
農作物などは、栽培計画書を産地と取り交わし、誰がどう作る予定かたどれるようになっています。(トレーサビリティ)
一部「わけありみかん」や「天候被害果りんご」、同時に買うと割引になる「一緒お得」品、まとめ買いで安くなる「よりどりお得」品の設定など、価格を下げる工夫はされていますが、「少しお得」程度にとどまっています。
例えば、化学調味料不使用の商品のみ扱うという基準に沿って、CO-OPブランド商品の取り扱い数を減らしています。
時間がないから冷凍食品を使いたいけど、添加物がなー!という方にも安心。
パルシステムは、「どれを買ってもそこそこ安心」という点を優先させていると言えるでしょう。
コープデリとパルシステムの商品の取り扱い品数
コープデリ
パルシステム
5,000点以上
COOP品、市販品の種類が充実
2,000点以上
パルシステムPB(オリジナル)品、市販品、COOP品
コープデリとパルシステムの商品・コープデリは品数が、圧倒的に多い。生協仕様品ほか5,000点以上が豊富
コープデリでは、スーパーでも扱っている価格優先の商品も扱っています。「商品を選べる幅が広い」んですね。
吉野家の牛丼など、有名ブランド品を生協仕様に原料、調味料などを調整したものもあります。
コープデリは、品数を多くして「選べる自由」を優先させていると言えるでしょう。
コープデリとパルシステムの商品・パルシステムの商品数は非公開だが、品数は2000点以上でオリジナル品多い
▲パルシステムカタログ記載の商品
パルシステムプライベートブランド(PB)品と、パルシステム基準に合致したCOOPブランド品と市販品をを扱っています。
カタログを見る限り、COOPブランド品(どの生協でも扱える)は多くありません。
オリジナル品が充実してると言えますね。
パルシステムでは、商品を厳選している分、取り扱い品目が少なくなっています。
コープデリとパルシステムの商品・魚・魚加工品/甲乙つけがたい 安全面でパルシステム一歩リード
コープデリ
パルシステム
骨抜き切り身
エビなどバラ凍結品
MSC認証
骨抜き切り身
エビなどバラ凍結品
MSC認証
かまぼこなど練り物にリン酸塩不使用
国内初、漁協で公開確認会を実施
基本的に甲乙つけがたいです。
加工過程で中骨、腹骨、小骨を除去する「骨取り切り身」や、くっつかないので少量づつ買いやすいエビなどのバラ凍結品があります。
また、持続可能な漁業に配慮した、海のエコラベルと呼ばれるMSC認証品の取り扱いもあり。
品数はコープデリが多く、パルシステムは安全面で一歩先を行っている印象。
特にパルシステムが北海道の野付漁協に対して実施した公開確認会は、国内初の試み。
(ほとんどの漁協は、立入検査のような形で外部の人間が入るのを嫌がるようです)
「野付漁協公開確認会」を開催 持続可能性への配慮と協同の精神を確認
コープデリとパルシステムの商品の豚肉・肉加工品/甲乙つけがたい お米育ち豚VSこめ豚 肉の品質で、パルシステムがややリード
コープデリ
パルシステム
お米育ち豚
産直若鶏
インターファーム産など
日本のこめ豚
産直鶏
コアフード牛
コープデリ、パルシステムともに国産の米を配合した飼料で育てた豚肉を販売しています。
コープデリのお米育ち豚は、飼料に国産の米を15%配合、
パルシステムの日本のこめ豚は、原料に国産米を30%配合しています。
なぜそんなに競うようにお米を活用しているんでしょうか?
お米を飼料に配合して育てると、「脂が甘くなる」「臭みがない肉になる」のだそう。
米を飼料に使う飼育方法は、卵などにも使われていて、「CO・OP稲穂のみのりたまご」などは、飼料に10%の国産米を配合しています。
パルシステムのコアフード牛肉は、国産飼料100%で育てられています。(値段を抑えるため、予約登録が必要となっています)
飼養のストレスを軽減し、健康な牛を育てることを目指しています。
コープデリの鶏肉の産直産地は、ブライフーズやマルイ食品(青森、鹿児島)などあり。
なお、お肉のベストセラー商品は、くっつかない状態で凍結した「バラ凍結のひき肉」です。
使いたい分だけ使える使い勝手の良さが人気のようです。
コープデリとパルシステムの商品の野菜/有機野菜は、スーパープライス品でコープデリ有利
コープデリ
パルシステム
国産野菜中心
全国の農協(JA)から安定供給
有機栽培野菜の専用カタログ「ヴィ・ナチュール」
特売の「スーパープライス品」の野菜あり
コアフード 野菜
「有機農作物」「農薬・除草剤・化学肥料減」がカタログでわかる
エコ・チャレンジ
国産産直野菜のみ
冷凍野菜
野菜の品揃えはコープデリが多く、栽培基準で選べる幅はパルシステムが多いという感じ。
値段で比べるなら、コープデリが有利と言えるでしょう。
コープデリとパルシステムの野菜・コープデリは国産、JA(農協)の野菜
コープデリは、国産中心の野菜、農協の野菜を扱っています。(国産以外も扱っているということです)。
有機野菜にはオーガニック専用カタログ「ヴィ・ナチュール」あり。
コープデリは、「スーパープライス」という特売品の設定や、旬の野菜がまとめて安く買える「グリーンBOX」、不揃いきゅうりや、不揃い人参、増量規格など、値段を安くするための仕組みが豊富です。
コープデリとパルシステムの野菜・パルシステムは産直品やコアフードなど農薬・化学肥料減の野菜が選びやすい
パルシステムは、エコ・チャレンジ、コアフードと栽培基準に沿って「有機」「農薬・化学肥料減」が選べるようになっています。農家と直接「産直協定」を結んでコストカットを図っています。定期的に組合員が産地を訪れ、生産方法や安全性確認を行う「公開確認会」が実施されています扱う野菜は国産産直野菜のみ。
コアフードは、化学肥料を使っていない分、葉物野菜では特に「えぐみ」が少ない。
また、「グリーンボックス」という旬の野菜が種類指定不可だけど安く買える仕組みあり。
コープデリとパルシステムの商品の宅配弁当/どちらも同程度 デイリー配達の配達地域の広さでコープデリ
コープデリ
パルシステム
東京、栃木、茨城、群馬、埼玉、千葉、長野
千葉
生協の宅配弁当は、「とびきりウマイッ」というものではありません。
だけど、デイリー配達(毎日配送)してくれるので、産前産後の食事にとても便利なんですね。
「食事の支度がしんどい…」、という時期に、お手頃価格でヘルシーな食事を食べたいときにちょうどいい。
添加物控えめで、授乳への影響も心配なし。
週3日から頼めて、送料無料。
「手渡し時の様子を注文者に知らせる」というサービスがあるため、一人暮らしの高齢者、遠くに住む老齢の両親向けに、見守り目的もかねて利用されるケースも有り。
コープデリには、「エネルギー・塩分調整食」があり、パルシステムには保存が効く「冷凍おかず」がある。
コープデリの夕食宅配についてはこちら。
コープデリの夕食宅配の評判 生協宅配の舞菜弁当
パルシステムの宅配弁当は実際に食べてみました。
コープデリとパルシステムの商品のミールキット/コープデリが安いが量が少ない パルシステムは食材未カットの時短セットあり
約30種の料理キットが選べます。
カット済み食材+タレのセット。
主菜+一品で、値段は598円~1,480円。
27種の料理キットが選べます。
カット済み食材+タレのセット。
主菜のみで、1食693円~1,120円。
食材未カットの「我が家の常備菜」「3日分の時短セット」もあり。
下ごしらえなしで、野菜たっぷり料理の時短ができる、人気のミールキット(料理キット)。
コープデリの方が、安い商品を選べますが、量が少ないという声あり。
パルシステムは、ある程度の包丁作業が発生するのがデメリット(夫や子どもに作ってもらう時に)
一長一短ありです。
コープデリとパルシステムの違い/安全性の違い
商品の質はどうなんでしょうか?
商品の質=安全面のこだわりだとすると、パルシステムが有利になります。
生協を始める理由で「安全性」をあげるあなたは、チェックしてみてください。
パルシステムは、安全基準や添加物の使用基準が厳しい
コープデリ
パルシステム
必要な添加物は使う、必要ない添加物は使わない?
化学調味料不使用
国認可添加物の1/4を禁止
添加物全表示
どちらもカタログに、添加物は記載しています。
添加物の記載例)
リン酸塩、増粘剤、カラギナン、亜硝酸Na、調味料(アミノ酸)、ソルビン酸、発色剤、香料、
消泡剤(豆腐用)、
イーストフード、マーガリン、ショートニング、乳化剤(パン)
コープデリとパルシステムの安全性・コープデリの添加物基準 「なるべく使わない」
コープデリの添加物に関する方針は、「なるべく使わないけど、使うこともあるよ」という感じで、わかりにくいです。明確な基準はない印象。
コープデリとパルシステムの安全性・パルシステムの添加物基準 「全品化学調味料不使用」
パルシステムは、食品衛生法で認可された添加物のうち、1/4を自主的に禁止、全品化学調味料は不使用。
法律(食品衛生法)では「条件を満たせば、添加物の表示をしなくていい」というルールがあるのですが、パルシステムでは、自主的に添加物全表示しています。
参考)パルシステムは食品添加物を削減します ~食の安全2018より~
完璧ではないけど、ある程度数字に出せる取り組みをしている印象を受けました。
パルシステムは、パンやウインナーなど食品ごとに添加物ルールを定めています。
- 全食材に化学調味料不使用
- 豆腐・納豆の大豆は100%国産大豆(遺伝子組み換えでない)
- かまぼこなどの練り物は、リン酸塩不使用
- ハム、ソーセージ、ベーコンには発色剤を使用しない
添加物を使っていたらダメ、というわけではありません。特定の添加物を排除した食材が選べるという点で、パルシステム優位ということになります。
コープデリとパルシステムの安全性
放射能安全基準は、パルシステムでは、国の1~10倍厳しく検査。
特に子どもが食べる食品は厳しく設定されています。また、放射能基準値以下でも、1ベクレルでも検出されたものは公表しているようです。
コープデリ
パルシステム
政府基準に沿った検査
政府基準の1~10倍厳しい
【宅配大手の検出限界】オイシックス5~10Bq。大地を守る会3~10Bq。らでぃっしゅぼーや3~9Bq。パルシステム5~10Bq。生活クラブ連合会10Bq以上。コープデリ5~20Bq。
— M souverain (@mikaSouverain65) 2012年6月6日
3月のパルシステムのはっさく(小田原)、セシウム出てますね…。
シイタケはいつも出てるけど。
でもパルや生活クラブはちゃんと測って公表してるからいいね。
スーパーはもちろん分からないけど、コープデリはいつもすべて不検出(たぶん検出限界値が高い)。
逆に怪しんでしまう自分がいるw
— くみんちゅ (@kuminchuu) 2016年2月17日
商品検査センターを設置して、検査を実施。放射能検査の公表は、パルシステムの方が正直な印象。
コープデリとパルシステムの安全基準・コープデリは政府基準どおりだが、検出表記がわかりにくい 園地指定栽培が選べる
コープデリは、「検出しましたが、基準の1/5以下」と表記。(2018年以前は、検出限界10ベクレル以下、検出せずと表記)
食品検査センターにて各種検査をおこなっています。自主基準や商品ごとの仕様は定めていません。
参考)検査項目|コープデリ商品検査センター|コープデリ連合会
また、以下の取り組みで安全性を高めています。
- 無塩せき(発色剤不使用)のハムが選べる
- 園地指定栽培の果物が選べる
- 防カビ剤不使用の果物(グレープフルーツなど)が選べる
- 飼料に配合された原料を確認して卵を選べる(カロチノイド、ビタミンE、アスタキサンチン、収穫後農薬無散布、遺伝子組み換えでない)
- イーストフード、マーガリン、ショートニング、乳化剤不使用のパンが選べる
コープデリとパルシステムの安全基準・パルシステムは政府の1~10倍の厳しさ ひと目で検出値がわかる
パルシステムは、「5.4ベクレル検出されました。ただし、自主基準値内の数値です。」と表記。
パルシステムでは、遺伝子組み換え検査もおこなっています。「コア・フード」では家畜の飼料(エサ)を含めて、遺伝子組み換え原料0%を実現しています。
商品ごとに商品仕様書を作り、基準を定めて検査をおこなっています。
また、品質保証レポートを出していて、安全性を具体的に示しています。
具体的には、以下の取り組みあり。
- パルシステムのPB(オリジナル)商品は、主原料に遺伝子組み換えを使用していない
- 遺伝子組み換え品をカタログに全記載(GMO不衣装、GMO主原料不使用、GMO不分別)
- ミョウバン不使用のお好み焼き粉、ホットケーキミックスが選べる
- 国内2箇所のパンの直営工場保有、ショートニング不使用(トランス脂肪酸対策)のパンが選べる
- ハム、ソーセージ、ベーコンの原料肉は国産。はsh速剤を使用しない無塩せき、化学調味料不使用。
- 組合員が生産地に行って、詳細を確認・質問する公開確認会を実施
- 野付漁業協業組合にて、国内水産産地初の公開確認を実施
特に加工品への化学調味料不使用の取り組みは、生協の中でもトップクラス。
コープデリとパルシステムの違い/カタログの違い
家族に意見を聞くなら、紙の資料を取り寄せてカタログを見せれば話が早いです。
机の上にカタログを並べて、比較してもらいましょう。
コープデリのカタログ
メインカタログは「ハピ・デリ」。離乳食・幼児食カタログの「きらきらWEB for Baby」、特選カタログ「ぐるめぐり」、オーガニック食材「Vie Nature」、業務用大容量商品、衣類、日用品ほか多数。
食材カタログには、アレルゲン、産地、遺伝子組み換え(GMO)などの情報が記載されています。
急ぎの場合は、ネット完結での申し込みも可能。
店舗数、品数多く値段も安い。
利用者数は、355万人。
公式サイトから資料請求で、最新カタログもらえます。(無料)
コープデリとパルシステムのカタログ・コープデリは、Webカタログ対応。そのままネット注文可能
コープデリでは、紙のカタログ以外にWEBカタログにも対応。
ネット注文システム「eフレンズ」には、WEBカタログをポチると、そのまま注文できる機能が組み込まれてます。
他にも、紙カタログを見ながらスマホで注文したい人のために、商品の番号入力のみ対応した軽めのアプリを用意するなど、組合員の利便性を考えた対応をしています。
関連)コープデリ アプリのレビュー 注文は便利?
コープデリとパルシステムのカタログ・パルシステムは、カタログなし・アプリ完結で注文可能
パルシステムでも、WEBカタログに対応。
さらに、パルシステムには、アプリのみで紙カタログなしの注文方式「タベソダ」が用意されています。
紙カタログが貯まらずに、使いたいときだけの「都度注文」ができるため、
「毎週注文するほど利用しないんだよね・・・」という人にもバッチリ。
ただし、タベソダと通常の週一注文は併用できない点と、タベソダだと注文できる商品数が少ないというデメリットがあるんですよね。
他の生協と併用したときの「ちょい使い」の場合には便利です。
コープデリとパルシステムの違いまとめ どっちがいい?
コープデリは利便性を前面に打ち出している生協、パルシステムは安心・安全+利便性のバランス型生協です。
便利で安いのが好みならコープデリ。
安心・安全と便利さのバランスで行くなら、パルシステム。
結局どちらかに決めきれない…というあなたは、資料請求でカタログをもらって家族の意見を聞くのもよいでしょう。
公式サイトから請求でカタログもらえます。
コープデリ
355万人以上参加の、巨大生協…
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パルシステム
170万人以上参加、都度注文もできる…
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コープデリとパルシステムの違い/入会を検討
どの生協にするか、家族で相談するには資料請求してカタログを取り寄せておきましょう。
ほとんどの生協では、資料請求すると食材と値段が記載されたカタログをタダで送ってくれるんですね。
家族でカタログを見て、どこが良いか意見を聞きましょう。
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